鱒の養殖

鱒を卵から孵化させ、
こだわりのハイパートラウトを育てることを夢見て
チャレンジします。


鱒の飼育日記

チャレンジ

岡崎という温暖な地で、卵から孵化させ鱒を育てることは、かなり難しく多大な労力が必要であろうことは解っています。しかし、なぜ?大きなリスクを背負ってまでチャレンジするのかというと、それは、鱒が持っている本来の力を出すことができない養殖鱒が多くなってきているからなのです。その力の元であるヒレを欠損させないように育成して、自然界で育った鱒と同様、またはそれ以上ファイとする鱒を、自分の手で育てようと思ってはじめました。
ヒレについて
養殖放流されている鱒のほとんどは食用が中心で、育成の効率を考えていくと、稚魚の段階からこまめに選別という作業を行わなければならないのです。それは、大小様々に育ってきた鱒を、同じような大きさの鱒たちにグループ分けする作業で、それが多く行われることにより網や人の手で鱒は傷つき、ヒレなどが失われていく一つの原因になっているのです。
それ以外にも育成の効率を重視していくと、限られた広さの中で少しでも多くの鱒を育て、限界ギリギリの過密養殖が行われていることが多いのです。鱒の数が多ければ多いほど鱒同士のスレや壁面へのスレは多くなり、なお鱒同士でヒレの噛みつき合いなども増えてきます。結果ヒレはどんどん削れていき最後には肉球になってしまうことが起こります。

ヒレのない鱒は、早く泳ぐことができない

鱒にとってヒレは、私達人間でいうと脚と同様の存在。大きなヒレは大きく水を掻き、強く早く走るようになれます。

鱒をヒットさせたとき、フックを外そうとしてズンズンと頭を振る動きをしますが、外れないと判断したその直後には、一気に走ったり水面上にジャンプしたりし強烈なファイトを繰り返します。
その走りが強烈であればあるほど釣り人は逃げられないよう必死になり、苦労すればするほど、そのやりとりが終了したとき、感動・感激は大きくなるのです。
しかし、ヒレのない鱒がヒットした場合などは、いくら水を掻いても胴体がうねるだけで空回り、もんどり打っているだけで、いとも簡単に引き寄せられてしまうのです。
自然で育った鱒は、大きなヒレを持っているからこそ思い出に残るファイトをしてくれ、それがまた美しく見えるものと思います。



この鱒はトラポンで3年間育った体長45cmの鱒です。

最近、一般河川へ行ってもヒレの無いアマゴが多いですから、せめてトラポンだけでもメチャクチャに綺麗な鱒たちが釣れるようにと思い、
このことは、かなりたいへんなことは解っていますが始めてしまったわけです。
初回から成功するとは思いませんが素人なりに頑張ってみます。

 

さらに

飼育する世話を掛けるならば、育てる魚の数を多くしても手間は同じ。

そう考えると、一般河川に魚が少なくなってきている近年、

良い釣り場が増えるようにと祈りながら

寄付放流が行えるよう今年も多くの魚を育てていきます!

 


施設を増強

2013年 今までお借りしていた養鱒場施設、近隣地を全て買い取り、養鱒場経営を行うこととなりました!

よって、施設は自由に使用できることとなり、飼育池を4箇所増やし

2016年 もう1カ所 円形の生け簀を増やしました。  2017年夏 素堀の池を さらに深く掘り下げました。
2019年は、 埋められていた中型池を1つ掘り起こし、2020年はさらに上流の小型池を掘り起こし中。

現在は

大型の素堀の池 1カ所

大型の飼育池 4槽

中型の飼育池 4槽

小型の八角形 飼育池 2槽

を使用し、ゆったりと過密にならない飼育を行っております。

中型の飼育槽                                                大型の飼育槽


鱒の飼育に挑戦

2020年から2021年までの記録

2020年 10月24日 アマゴの採卵開始


2019年8月から2020年までの記録


2019年度 2018年10月から2019年までの記録!

2018年10月24日 アマゴの採卵の開始


 

ウイルスの恐ろしさを思い知らされた2018年

2018年度 2017年11月から2018年夏までの記録!

今年は、11月15日前後から 採卵 人工授精を行いたいと思っていますが

今年は成功するか?

 

採卵、受精、発眼 孵化 は全て成功したが

稚魚飼育中にウイルス感染で アマゴ、ニジマスは全滅してしまった。2018年の事故。


 

2017年は  11月に  大型の養鱒場へ  採卵から受精までの 修行に行ってきました。

 


 

2016年は  8月より準備を始めました!

 

FRPで水槽を製作して、人工孵化からスタートしてみます!


順調にいけば 複数の漁協さんへ寄付依頼をしている所です。

とある漁協さんへは、成魚を2016年は400kg寄付放流しました。

2017年は 成魚の40cm前後を500kg寄付放流する予定です。

その他、稚魚の寄付放流も1万匹、発眼卵の寄付も行いたいと思っております。

良い釣り場を増やせるよう、一生懸命頑張ります!

許可を得た場所へ 寄付放流  稚魚は元気に泳いでいきました!


 

 

2016年夏からの 杉坂 養鱒場 記録

 



以下は

過去の放流 飼育日記です。

2014年から2015年の飼育記録


発眼卵を2万5千粒購入

中部の河川でもっと良い釣りが出来るようにと希望を持ち、鱒の養殖を開始!

2012年〜13年の飼育記録

2013年は、ニジマスを1万匹近く寄付放流しました。

アマゴも寄付放流を行えれば!と、希望を持ち、漁協さんの許可を得ようと交渉中。

餌釣り師の餌食になるならば放流はしません。


2011年〜2012年

中部の河川でもっと良い釣りが出来るようにと希望を持ち

寄付放流を考えに入れ、鱒の養殖を開始!

2011年〜12年の飼育記録

2012年は,約4,000匹の稚魚を寄付放流しました。


2006年11月、今年も稚魚を育てる事にチャレンジ!

釣り人として九頭竜川のサクラマスを絶滅させる事無いようにと、
私はサクラマスアンリミテッドを発足させた。

今は地元の方々受け継いでいただいているが、
私にできることとして、今回はサクラマス(ヤマメ)にも挑戦!

2006年〜07年の飼育記録

蒲田川に、寄付放流をしました。

かなり苦労して育てたヤマメ

たいへんな思いをして活魚車で運び、放流成功!

結果

2007年解禁日 エサ釣り師に皆殺し!

解禁から3日でほとんどの魚が殺された!

死滅・・・

悲しかった。

これが現実!渓流魚は激減!我が国の寂しい現状です。

年々道具は良くなり技術は上がる

皆殺しの連中は、止めどなく皆殺しを続ける・・・

何とかしなければ、魚はいなくなる・・・

諦めずに誰かが行動を起こさなければならないのです!

次の放流地点を探すしかないようです。