パワーヘッド4 4mライン
世界初のパワーヘッド 4mラインの完成です!
本流の急深なポイント、川が直角に曲がり深い大きな淵が出来ている場所、
本流の流心、ダムの放水口など、複雑な流れのポイントには大物が潜むことが多く
今までは、フライで狙うのは難しい状況でした。
そんな場所は、ルアーのディープダイバーが活躍しているポイントです。
そこで、この4mラインがあれば
今まではルアーでしか攻められなかった複雑なポイントへ
4mタイプ6またはタイプ8のような重いラインで一気に沈め、
スイングさせながらリトリーブを行い誘いをかけることができるようになりました。
本流のストリーマの釣りは、これで大きく変わってきます!
そして
ここ最近は、スペイラインで釣りをされている方が多く、このラインは、スペイ川のように岸川が深くなっているようなポイントでは有利ですが、複雑な流れや、日本の川のように速い流れの川では、フライラインが水を受ける抵抗が大きく、ラインスピードが速くなったり、思うようなコントロールが出来なくなってしまうものです。
犀川でもそうですが、解禁直後はアトラクター的効果のダウンクロスの釣りでも釣れるでしょうが、魚はそのフライの動きに違和感を覚え即座にすれてしまいます。
水生昆虫や小魚は、猛スピードで流れを横切って走っていくことはないのです!
ほとんど人が入っていない川ならば、この異質な動きをする物体に興味を抱きアタックもしてくるでしょうが
これを何度も何度もキャストされ、危険な物と見破ってしまったときは、逆にフライを避けていく魚が多くなるのです。
そんなときに効果を出す方法が、半ナチュラルにフライを流していく方法です。
以前、ロシアへサクラマスの釣りを研究するために、7年間も通っていたときのことですが
本流の餌釣りをされる方がロッジに来られていまして、一緒に釣りに行ったのです。
一つのプールで、ルアー、フライ、餌釣りと一緒に釣りをしました。
まずは、私と友人で フライでの釣りを2回通り行い、いくつもの魚を釣り上げました。
その後フライでアタリが無くなった時、ルアーをキャストしてもらうと、いくつかの魚が釣れ、
その後、全くアタリすらなくなった状態の時、これでルアーやフライでは全く釣れない状態ですが
まだ魚はいるのでしょうか?と、餌釣りの方に釣っていただくと、爆釣!
次々にヒットしていくのです!
私たちは驚きました!
朝から何時間も釣り、フライでは全く当らなかったポイントです。
1〜2匹ならまだしも、次々とヒットですから驚きました。
そのとき思ったのです。
まだまだフライでの攻め方は幾通りもある!
これは勉強しなければ!
そこで、長い延べ竿を持たせていただき、どう流していくのかレクチャーを受けたのです。
1日手取り足取り教えていただき、多くのことを勉強しました。
そこで思ったのは、
餌はナチュラルで流しているのでは無いことです。
微妙にテンションをかけ、張らずゆるめず。
食いが悪いならば、小さく誘う事もするのです。
私が運営しているトラウトポンドでもそうですが、
放流直後は、早くリトリーブをしようが、遅くしようが、大きなフライでも派手な物でも、何でも目立てば釣れるのですが、
その釣りは即座にスレ、2〜3日もしますと引かれる物に無反応となるのです。
しかしどんなにスレてきても、沈下していく動きには、スレということが出来にくいようで
底に定位させたり、ゆっくり沈下させると必ず釣れるのです。
ルアーでも同様で、スレているときは、通常のリトリーブの釣りで2〜3匹しか釣れない状況でも
底を取り上げて沈下させる釣りを行うと、70匹〜80匹も釣れるという大差がでるのです。
自然にごく普通にある動き
餌が沈下して行く動き、
自然に流下していく状態は、ごく自然のことで、すれにくい動きなのです。
そんなスレにくい動きを演出し魚を狙って行く方法を追求していくと
ラインは極力短い方がよいのです。
そんなことから、作られたのがこのパワーヘッド4です。
キャスティングは、バックスーペースがある状態ならば。パワーヘッドキャストがベストです。
バックスペースがない場所なら
サイドにロッドを倒してのロールキャスト、
ラインが短いので、ロッドのトップ位置が高くなるとアンカー切れを起こすから
サイドロールキャストがベストです。
力のいれ具合でループの大きさが変わってきますが、
ループが大きいようならば、オーバーハングを1mはとってキャストしてみてください。
初速はゆっくり最終速で早くすることが基本です。
これから、このラインで、
北海道の本流でのイトウ、Bigレインボーなどや
本州では、手取川、荒川など本流で狙う鮭釣りでは、このラインの効果が期待できます!
2012年4月 新しくインターミディエイト・タイプ2ティップが完成しました。
タイプ2の部分は150cm ユニホームシンクの状態になります。
そして 2012年 11月
インターミディエイト・スローシンク ユニホームが完成します!
水深1〜2mくらいの流れの中、フライをそこギリギリで長い時間トレースするのは難しいのですが
このラインがあれば、可能なのです! 微調整はショットを付ければ完璧!
川での送り込みの釣りには最高!
ウエット、ニンフ、ストリーマ、特に “鮭釣り”には必須のラインです。
タイプ2 タイプ3 タイプ4
タイプ6 タイプ8
タイプ4、タイプ6、タイプ8はよく似た色ですが太さが違うのです。
そこで
このように、名前を付けておくと一目瞭然
わかりやすく、整理もしやすくなります。
それと
タイプ2のラインは、エンドが少し太くなり、ループを制作してありますが、それが少し大きいのです。
そこで、付いているループはカットして、細いラインを熱溶着し小さなループを自作するか
ブレイテッドループを接続する方法をお勧めいたします。
カットして、スプライス&ネイルノットでランニングラインと直結する方法もベストです。
購入はここで簡単にできます。
キャスティングは、パワーヘッドキャストを行えば、トラブル無くキャストできます。
ロングキャストを行い、ラインを空中に上げ流れをまたぐため、ランニングラインはモノフラットがお勧めです。