カッコよく!美しく! 釣りが上達するキャスティングを覚えよう!
基礎であるコントロールキャストを徹底的に練習しマスターして、
テイリングの出来ない方のみ 次のラインコントロールへ進みましょう。
ラインコントロール
宿題 6 サイドアーム キャスト
35フィートから40フィートを出し、垂直位置から水平位置まで、6段階から8段階で徐々にロッドを傾けてキャストする。最終的にはサイドアーム・キャストになること。
1) ラインスピードは徐々に上がってゆくこと。
2) ピックアップしてからは、ループがテイリングせず、水面/地面に触らないこと。
サイドアーム キャスト
35フィートから40フィートを出し、垂直位置から水平位置まで、6段階から8段階で徐々にロッドを傾けてキャストする練習をします。
注意点 その1 ラインスピードは徐々に上がってゆくこと。
その理由は、垂直に振っている場合は高さがあるためにスロースピードで振っても多少のライン落下は気にならないが
ロッドが水平になり、ラインと水面が近づいた場合にスロースピードのラインをキャストすると、ラインが落下して水面に接触しやすくなるので、基本的には、ロッドを傾けていく順にラインスピードを上げていくことが望ましい。
へりくつを言えば、ゆっくりでもそれを考慮してロッド上げてラインを水平に保つことは出来ますが、ここではあくまでも基本の練習ですので、ラインスピードを上げて落下を軽減させることが望ましいでしょう。
注意点 その2 ピックアップしてからは、ループがテイリングせず、水面/地面に触らないこと。
気をつけたいのが、ラインスピードを上げていくときに力が入ってしまい、テイリングを起こしてしまうことです。
これは、基本キャストの宿題2が、しっかりと出来ていれば、ここでテイリングは起こらないはずです。
テイリングが起こる方は宿題2に戻り、練習を再開してください。
ラインの長さは、リーダーを含め11m〜12m リーダー7.5ft以上
シングル、ダブルなどホールは行ってはならない。
ループが直線的に出来ているか?注意しながらキャストをする。
まずは、通常の真上にロッドを振りキャストを2〜3回
次に、「ハイ!」と声をかけ、少しロッドを傾け、ライン角度を変える
2−3回キャストしたところで、
また同じように声をかけてロッドを傾けループも同様に傾けていく。
45度を超える頃より、振り方が円状になりやすくなるので
注意して、直線的に振ることを心がける
正しく振れていれば、ラインは直線的になり
円状に振れていれば、ループがオープンループになり
ラインが踊り出す。
ループの幅は基本の3ft以内が望ましい。
ラインをサイドに振ることにに気を取られ、いつの間にかバックキャストでテイリングを起こしてしまわないように注意です。
ここでテイリングが出るようならば、基礎が身についていない証拠です。
そして、
ここでループがオープンになり、ループ幅が狭くできない方は
基本キャスティング 宿題1〜3に戻って練習してください。
宿題 7 スラックライン プレゼンテーション
2種類のスラックライン・プレゼンテーションを行い、フライをキャスターから25-30フィート の距離に落とす。
その1 エアリアル・メンド(ロッドストップ後の操作)を使用しないキャスト。
このキャスティングは、ロッドが動いているうちにライン操作をする方法です。
ここで代表されるキャストとして、パイルキャストを行います。
その2 続いて、エアリアル・メンドを活用するキャスト。
ここでは、キャスティングを行い、ロッドが停止してからティップを操作して行うキャスティングを行います。
代表的なキャスティングとして ウイッグルメンドを行います。
これらキャスティングで注意することは、
・スラックは、ドラグフリー・ドリフトに貢献する形であること。
・ フライとリーダーはフライラインの先端より前に落ちること。
気をつけたいのが、ロッドの操作に気を取られてしまい、テイリングを起こしてしまうことです。
これは、基本キャストの宿題2が、しっかりと出来ていれば、ここでテイリングは起こらないはずです。
テイリングが起こる方は宿題2に戻り、練習を再開してください。
パイルキャスト
フォルスキャストを、水平から フォワードを高く
バックを低くしていき
バックが地面に付かない程度まで下げ
最後のキャストで
少しリストを開いたキャスティングを行いより高いフォワードループを作る
このときに、急に角度を変えるとテイリングを起こすので
起こさないい程度に角度を変える
ティップは自然に下まで降ろす。
するとラインはスラックを作りながら落下してくる。
注意点は、しっかりとスラックが出来ること
ラインよりもリーダー&フライが先にあること
キャスト中にテイリングを起こさないこと
その2
ウイッグル・メンド
フォルスキャストを行います
ホワードキャストでロッドを停止してから
ロッドを左右に振り、ラインにスラックを作る
ロッドを降ろすと、ラインの先端は直線、途中からスラックのは行ったラインになる。
ここで、手前のみスラックを入れたり、全体にスラックを入れたりするよう指示が入る場合もあるので
どの時点からでもし\スラックが入れられるよう練習すること
スラックの入れる位置は、どこを変えると出来るのか?聞かれる場合もあるので、練習しておくことが重要です。
ループは高い方がよいのか低い方がよいのかその理由は?ということも聞かれるので、考えながら練習することが必要です。
宿題 8 キャスティングのテンポ(スピード)を変える
35フィートから40フィートを出し、ゆっくりしたテンポ、普通のテンポ、速いテンポでキャス トを行う。
1) テンポの違いははっきりと分かること。
2) ピックアップしてからは、ループがテイリングしないこと。
3) このタスクは、片手のみで行う。ホールは行わない。4)ループの幅は90cm以内
ロッドを持つ手側から見て、ループ幅を確かめる。
まずは普通のテンポでのキャスティングを3回フォルスキャスト(前後ろ)行い
「ハイ!」と声をかけてから、ゆっくりしたテンポのキャストを3回
さらに「ハイ!」と声をかけてから、速いテンポのキャストを3回行う。
このときに注意したいのは、スピードの違いがハッキリとわかること。
全てにおいてテイリングを起こさないこと。 3回ずつ計9回のフォルスキャストを行い、3回以上テイリングを超したら、最初からやり直し。
宿題 9 ロールキャスト
40フィートを出し、通常のロールキャストを行ってリーダーを完全にターンオーバーさせる。
1) Dループは、ラインをゆっくり引っ張ってきて作る。ジャンプロールやフォワードスイッチ キャストは許可しない。
2) アンカーはキャスターの足元もしくはやや前であること。
3) フォワードキャストに移る前にはロッドハンドを止め、Dループを静止させること。
4) ロールキャストのループはナローであり、水面上でターンオーバーすること。
ここで注意しなければならない点は、適切なフォームでキャストすることが大事である。
ロールキャストの基本は、ロッドを垂直に振ること。
ロッドを横へ倒して、ラインを横から上げないようにする。
ロッドの振り方は、オーバーヘッドキャストの顔横から前までのキャストと同じような振り方を行うように心がけると、ラインは水面から上がりロールして飛んでいく!
宿題 10 ロールキャスト その2
利き手側と逆の片側で同じように行う。
注意点は同じ
ラインのループが水面から離れて、空中でループとなり飛行すること。
リーダーが伸び、ラインが直線になるまで、練習しましょう!
宿題 11
40フィートを出し、ループ幅の広いロールキャストと狭いロールキャストを行い、その違いを 説明する。
タイトループとワイドループの違いをハッキリとわかるように、大きさを明確に変えてキャストする。
そして、このループの違いは、どうして変えられるのか?
その方法を詳しく説明する。
説 明には、ティップの軌跡に関する記述を含めること。