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数釣り勝負に勝つために!
 

 

水深2.5mの世界、そして3.5mの世界と水中でのフライの状態を見てきて、思いついたのです!

特に、3.5mの世界でのフライカラー。

深場の薄暗い世界では、赤系のフライのカラーは消え、チャートリューズが有効である事が解りました。

この3色のフライですが

 

水深3.5mでは、中央のチャートリューズしか見えていません。

 

その映像です!

 

水深2mでのフライカラーのページ  水深3.5mの世界のページ

 

今年になってから、毎週ですが

トラポンへ毎週日曜日に来る常連のフライマンと

釣り勝負をしているのです。

桟橋へ一列に並び、1時間、数釣りを行い、多く釣った人が優勝です。

並び順は、くじ引き

同じような場所で釣りをするので、どの釣り方が良いのか!どんなフライがよいのか!一発でわかります。

ですから、毎週やっているのですが、

先週は、水深3.5mの世界で有効と思われたチャートリューズのフライにさらに目立っていたビーズを付けたフライで優勝しました。

その後、みんなチャートリューズの有効性に気が付き、同じようなフライばかりを使用していて、大きな差は無くなるだろうと思っていました。

そんな中、次の手は無いかと考えていたのです。

強烈な寒波が訪れ、連日トラポンの水温は低下してきました。

ここ最近は、ルアーでも追いが悪く、フライも底近くで定位させた方が釣れる状態なのです。

そして、深場に魚が集まりだしてきているのです。

そこで、

まずはタックルというか、仕掛けを深場が探れるものにしなければなりません。

フライロッドは、多くの方が長くても9ft  LS#3を使用しますと9ft9in

2m97cmです。3.5mとか4mを探るにはロッドが短いのです。

魚の走りでロッドは曲がりますので、水深が3.5mもありますとヒットしてもランディングが出来ないのです。

そして、キャスティングもままならない状態です。

 

そこで、必要なのが遊動式のプレザントストライカーです。

これ、倉橋さんという方がトラポンで使用されていて4mでも4.5mでも探れるのです。

そこで、専用の遊動浮きを製作するのではなく、何か方法はないかと思っていたら、

プレザントストライカー Mini ですが、これを使用すれば、いきなり遊動式が出来てしまう事に気が付きました。、

プレザントストライカー Mini

大好評 発売中!

浮きゴムをずらし
 ラインを通してからこの状態にする

浮きは遊動式となり

浮き止めゴムで浮きがそれ以上動かないようにする

風がない場所、水面が波立たない場所においては、プレザントストライカー Miniで、ベストなのですが

水面が波立っている場所においては、Miniではtopが短く、波でアタリが見にくい事があるのです。

そこで、考えました!

 

このようなバネを用意します

無ければ、バネを壊して製作すればよいのです。

プレザントストライカーのゴムにこのリングを差し込みます
もしくは、浮きゴムにセットしてしまいます!

浮き止めゴム

サイズがあり間違えて大きなものを購入してしまい

また買い直しました。

 

 

コイルリングですので

隙間を通せば、ワンタッチで脱着可能です!

 
これで、遊動式のシステムができて、9ftのロッドでも水深、4mでも探れます!

システムは、出来ました!

魚は、寒波で間違いなく底に定位しています!

 

釣り勝負で勝つためには、考えて考えて新しいものを作り出さなければなりません!

相手は、100戦錬磨の強者達ばかりです。

今シーズン6戦してきましたが、いままで勝つ事は出来なかったのです。

そこまで真剣に考えていなかったのですが、水中の世界の映像を見て「これはいける!」って思ったのです。

 

水深3.5mでは、チャートリューズが、何となく見える状態でした。

これを、さらによく見せる方法がベストでは?

そう思ったのです。

考えました!

何か良いカラーはないか?

う〜ん!う〜ん!・・・・・

パッ! ひらめいたのです!

 

違和感を感じさせなく、自然なフライでありながらより目立つ!

あまりにも派手であったり、釣れているフライとかけ離れていては良くないのです。

ベストなもの!

なんだと思いますか?

これがそのフライです。

目印で製作したタマちゃん

 

そう!

蓄光ビーズを中心に入れたフライなのです。

これがその 蓄光ビーズです

 チャートリューズ系に光るのです!

 これ、面白いと思いませんか?

 

このような、フライが見えにくい、暗い状態ならば

その効果はあるのでは?

そう思ったのです。

 

そして、

全く同じヤーンで2個のフライを製作し片方にはこの蓄光ビーズを入れてみました。

このフライを実際に水中へ入れ

水深2m 2.5m そして3.5mで

どの様に見えるのか、実験してきました!

 

それがこの映像です!

 

 

 

思った通りです!

浅瀬ではあまり違和感もなく見え、深場では全く見えない状態の中でも、Glowフライが確認出来るのです。

左の写真がそうですが

中央上に微かに見えるのがノーマルフライです。

浅い場所での映像ですが

このことに気が付きましたか?

上のノーマルフライは、上からの光で、下側が陰になっていますが

Glowフライは、同じように見えても発光しているので

陰がありません。

どんなときでも陰はないのです!

気にして、もう一度映像を見てください!

この映像を見て感激しました!  「これだ!」ってね。

実際の釣果も抜群で
次々にヒットしてきました!

そして、釣り勝負ですが、今回、このことを一緒に研究したユウタロウとの一騎打ちとなり

経験が上である私が優勝!

この世界は厳しいのです

親子でも譲りません!

 

2位はユウタロウ

3位の人とは倍近くの差が出てしまいました!

 

ユウタロウの敗因は、遊動式システムの製作の甘さ

ランディングで浮き止めが動いてしまい、正確に底が取れなくなってしまった事でしょう。

この時期は確実に底へフライを置く事です。これは、透明度の無い場所での事です。

 

 

たった1回の釣り勝負での答えしか今は出ていませんので、

偶然かもしれませんが、この差は大きく出たと思っております。

 

あまり大きく変わらなく、でも目立つ事が重要なのです。

 

この考えは、マッチング・ザ・ハッチでも同じ!

100匹虫がいて、虫と同じフライを入れたら、101分の1になってしまいますが

100と似ているのですが、100よりも、より魅力的なフライでありたいのが、私の考えです。

 

この世界、突き詰めて考えますと面白いですね!

鱒の気持ちはわかりませんから。

それがまた 面白いのですよね。

 

 

 

 

Glowタマちゃん の製作

まず Glowビーズを用意します!

これは一般釣具店で売っています。

目印ヤーン

同じダイワでも2種類あり

ヤーンの繊維が違うのです。

細はダメです。知らずに買って大失敗、ゴミです!

これは一般釣具店で売っています。

こちらの方が繊維は細い!

メーカーも多く、なるべく細い繊維を使用した方が

鱒の食い込みがよいのです!

4本揃えカット

眉毛櫛でときます

固まりのない事がベスト
フックにGlowビーズを通しスレッドを巻く
ヤーンを乗せ 
カット
スレッドはフックベンド側へ

ヤーンを後方へ持って行き

櫛でまばらにならないようにします

ヤーンを後方へ引っ張ります

そのまま指を前へ

ヤーンにゆとりが出来ます

スレッドで止めます
カットして
瞬間ヘッドセメントで止めます
終了

写真の色が悪くなって申し訳ありませんでした

このカラーです。

 

ふんわりさせる事が秘訣!

魚の歯でボロボロになるとなお釣れます!

 

オレンジのGlowってありました?

こんど、探してみます。

 

いろいろと 追求してきますと面白い物が出来ますね!

皆さんも試してみてください。